13看護師が見た「Y-1さんのエピソード」
Yさんの特徴
Yさん 50歳以上 車いす利用の身体障害がある 言葉はよくわかるし話すことができる 生まれつき片目である しかも知的障害者です
Yさんはいつも明るい。 在宅から、まだ歩ける頃、脊椎の病気で首の手術をしたそうです。
入院中にいろいろ問題があったそうです。
痛みの訴えがあいまいであったり、
リハビリで歩行訓練がうまくできなくて、
本人さんは、病院が大嫌いになっていました。
家族の都合でグループホームに入所しました。
スタッフ一同と仲良くできていましたが、
なかなかうまく歩けないし、医療機関に受診するにも、
グループホームでは、限界があり、家族も子育て中で、家族の手で受診も困難でした。
家族の希望で、入所施設での生活が始まりました。
いろいろな事に興味があるYさんは、職員さんと仲良くもあり、けんかになることもありました。
職員さんは、若い、外にも自由にいける、買い物や、いろいろ事を話してくれるので、
グループホームでのスタッフさんと、仲良くしていたのと、変わりありませんでした。
が、しかし、歩けなくなり、活動も一緒に出来ないこともあり、留守番でいるのが、とてもつらかったでしょう。
よくヒステリックになったり、他の利用者さんや職員さんに、意地悪を言ってみたりしていました。
もっと、いっぱい外に出たいのに、病院に受診するのではなく、もっと皆ともっと遊びたいのにと、思っているのでしょう。
筆者 看護師 桔梗